森林科学科への進学理由
幼いころから、自然が好きで山が好きでした。自分の好きな森林をこれからも残していくためにも山に関する勉強がしたいと思い、森林科学コースへ進学しました。(高校で文系を選択していた私でも二次試験が小論文のみで受験可能だったこと、)田舎が好きで自然豊かな環境で勉強したいと思ったことから高知を選びました。また、大学の演習林に行き実際に林業に関する実習を行うことができることを知り、楽しそうだなと思ったことも理由の一つでした。
今の仕事につながる森林領域での学び
大学では林業から森林の生態、木材のことまで幅広く勉強できたので、今の仕事を行う上での基礎的な知識はほとんど学ぶことができました。幅広い視点を活かし、これからの仕事にも活かしていきたいです。
今の職場での仕事内容
今は林業振興に関する仕事をしています。森林整備を進めていくための基礎的な計画である地域森林計画に関する業務や、森林整備を進める市町村や事業体への支援、地域の緑化運動の支援などを行っています。
印象に残っていること
海外での調査です。どんな環境で森林がよりよい成長をしているのかを知るため、道なき道を進み調査区を作り、どんな種類の樹木が何本、どんな環境で生育しているのかを調査しました。調査期間中は調査をするだけでなく、実際にそこに住んでいる人と交流したり、床が抜けそうな高床式倉庫の中に泊まったり、楽しい経験をたくさんさせてもらいました。自分の研究は、自分が責任をもって行わなければならないので大変なことも多いですが、その分大きな達成感を得ることができます。
これから進学する皆さんへ
どの大学に進学しても、やりたいことをしてほしいです。ほとんどの人にとって大学生活は自分のやりたいことを時間を気にせずとことん追求できる最後の場所だと思います。自分が行動すれば何にでも挑戦できると思うので、4年しかない時間を自分の思いに素直に、有意義に過ごしてほしいです。